誰もが自由に行き来できる「まち」は努力なしにできないと、「リュウマチがひどくバスの乗り降りが大変」という女性から教えられました。
女性たちと一緒に「段差のないバスを」と署名運動を行い、障害者団体など多くの取り組みもあって、実現した時は大喜び。今ではノンステップバスは当たり前になりました。
また、視力障害者と都の施設や地下鉄ホームなど一緒に歩いて東京都に改善を要請しました。こうした努力の積み重ねが「福祉のまちづくり条例」に実りました。
都やJR、西武線、東京メトロに要請し、都庁舎の点字ブロックの改善、駅舎にエレベーター・エスカレーター設置、地下鉄火災対策が前進、大江戸線のホームドアも今年、全駅で完成する予定です。
西武新宿線の踏切渋滞は最悪のバリアーです。通学・通勤時の渋滞をなんとかして欲しいという声に応えようと21年前から開かずの踏切問題に取り組み、ようやく中井~野方駅間の地下化の具体化が始まりました。西武新宿線利用者の会と一緒に西武本社、東京都、国交省に足を運んだ苦労が一歩一歩進み始めました。今、西武線の線路のカーブを必要以上に変更したことによって立ち退きを迫られている新井薬師前駅周辺の地権者と西武や東京都と交渉を行っています。
また、野方~井荻駅間の地下化促進と、各駅のホームドアの設置を求めています。
4年前、279票差で失った議席を何としても取り戻し、福祉の充実、深刻さを増すくらしと中小企業への支援、住宅の耐震・防火への取り組みに全力を尽くす決意です。
※しんぶん赤旗日刊紙に投稿した原稿です。