■石巻の被災者から大変うれしいお便りが届きました。
昨年5月、ボランティア支援で、津波の被害にあったお宅の泥出しを行ってきました。
家の中には津波で流されてきたものがあふれ、庭には流れてきた他の家屋や自動車などで一杯になっていたそうです。
高齢のご夫妻は危機一髪で近くの小学校に避難されて助かったそうです。
私どもがボランティアに行った時はすでに 瓦礫は前のボランティアが取り除いてあったので泥だしを行ってきました。家の中は厚く泥がたまり、床下も庭もすべて泥だらけの状態でした。腐った魚のにおいと乾いた粉じんに悩まされながら次々と麻の袋にかき出した泥を詰め込み手押し車で外に運搬するという作業でした。
そのご家族から手紙が届きびっくりするやら、再建できた家と元気なお二人の写真をみて本当にうれしくなりました。同時に一年たっても依然として避難生活を余儀なくされている多くの方々も一刻も早く生活の立て直しができるように支援を引き続いて行わなければと改めて痛感しました。
■ お手紙をご紹介します。
「東日本大震災が発生し、早くも一年が経過しました。 私どもの家も甚大な被害を受け、一時は絶望のあまり、再起をあきらめかけた時期もございましたが、皆様の暖かい励ましの声、多大なる御支援を受け、12月には現地にて自宅の再建がかない、何とか正月を迎えることができ、夫婦共々元気に過ごしております。 ひとえに皆様のご尽力の賜物と心より感謝しております。
震災から一年を迎えるにあたり、私どもにお世話いただいた関係各位様に御礼を申し上げると共に近況報告とさせて頂きます。平成24年3月吉日」
「追伸 H23年5月にお見えになった折の14名に、宜しくお伝えください。此のメンバーの言葉で(建て直しをするか、リフォームにするかを迷っていたけれど)リフォームに決めました。」
■ 当時、住宅リフォームの申請を勧めたこともあって、自分のことのようにうれしく思いました。
お二人ともお元気でお過ごしください。