2012年7月12日
マスコミの皆さんやいじめの問題に心を痛めている方々に訴えます。

 

大津・中学校2年生のいじめとみられる自殺について報道されています。

「自殺の練習させられた」「自殺はいじめが原因」との報道に心を痛めておられる方がたくさんいることと思います。

私は、かつて、中野区の中学校で「葬式ごっこ」で自殺した生徒のことを思い起こしました。あれ以来、いじめをなくさなければと多くの方々が努力されていますがなかなか改善が進まないのが現状ではないでしょうか。

そんなことを考えていた時、7月4日、たまたまTBSテレビのニュース番組のあともそのまま見ていたら、なんと驚いたことに「葬式ごっこ」をやっているではないですか。目を疑ってしまいました。

11時45分、「出川哲郎が死んだ・・・?」、なんと棺に出川氏が入っており、通夜に参加しているひとの話を聞いて泣いているではありませんか。みんなは喪服を着て、仏壇と出川氏の写真、まさに「葬式ごっこ」をまことしやかにやっている。大人が面白おかしく非常識をやっている。ショックでした。

この人たち、タレント、企画担当者、面白がって見ている人たちは子どもが「葬式ごっこ」「自殺ごっこ」をやっていることをどう見ているでしょうか。

タレントは仕事してギャラをもらって演じているが、子どもたちは「ごっこ」「遊び」の延長でやっていて「いじめ」という認識はなかったと言っている。

「TBS」は、この番組をどのような気持ちで各家庭に流しているのでしょうか。「TBS」の「葬式ごっこ」について私たち大人が考えてみる必要があるのではないでしょうか。

私は、この種のバラエティ番組が深夜だけでなく、子どもが見る時間帯にどうみても見ても「いじめ」を面白おかしくやっているとしか思えない番組を時々目にします。タレントの方はそれを「売り」しているように見受けられる方もいます。

しかし、子どもは必ずしもそう見ない、このぐらいのことはやっても良いと思う子もいるのではないかと心配するのは考えすぎでしょうか。考えすぎではないと思いますがいかがでしょうか。

私はそう感じる番組を見るとTV局に電話して訴えるのですが変わったとは思えません。

改めて皆さんに訴えます。「TBS」の「葬式ごっこ」について、報道番組の在り方について私たち大人が考えてみる必要があるのではないでしょうか。

ぜひ、ご意見を下さい。

植木こうじ

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